これから化粧品通販事業を始める方々にとって、事業を進めるためのアクションや、必要な考え方を学べるオススメの書籍をご紹介。週末の時間を活用して、ぜひご参考にご覧ください。
書籍名:「なぜ通販で買うのですか」
著者:斎藤駿
出版社:集英社新書
http://www.amazon.co.jp/dp/4087202380
ベストターゲット:これから化粧品通販ビジネスにチャレンジしたい方
(1)販売とは商品の使用価値を伝える行為であることを繰り返し伝えています。
(2)カタログ通販の歴史を学びながら、通販の基礎知識を得ることができます。
(3)通販と店頭販売の違いを販売手法を通じて学ぶことができます。
(4)広告の特性、活用方法を学ぶことができます。
(5)通販の原理原則を学ぶことができます。
通信販売の歴史から始まり、ルームランナー、デロンギヒーター、ミーレの掃除機といった商品を通じて、通販での商品の売り方をわかりやすく伝えてあります。
特に第4章のデロンギヒーターの章では、商品の使用価値を自分の頭で考えてみること、商品ごとに「買う人」のイメージを具体的に特定して販売することといった重要な基本を伝えています。
10年以上前に書かれた本ですが、「「私に対して話しかけている」があって、初めて広告はその力を発揮できる」「陳列しているだけでは使用価値がわかりにくい商品ほど、通販商品である」といった言葉は今でも色褪せることなく、現在でも生き続ける本質です。
読み物としても非常に読みやすく、先人達の通販への取り組みに触れながら、通販の本質を学ぶことができます。
化粧品通販は対面での販売と違って、文字と画像で商品の良さを伝え、商品を購入してもらわないといけません。
そのためには、売り手が自ら売る商品の価値を正しく理解することと、それをどうお客様に価値を感じてもらうかを考えることが重要となります。自社の化粧品を販売するにあたっては、開発段階から商品が持っている価値をどう伝えるか、そしてそれをどのようなターゲットに購入いただくかを考えるよう心掛けてください。作り手目線、売り手目線だけに陥らないようにするためにも、この本のエッセンスをしっかり学ぶことをお勧めします。
健康食品、化粧品の通販コンサルティング 自社の商品をお客様に届け、幸せになってもらうという強い使命感 大手食品メーカー、大手経営コンサルティング会社を経て、株式会社通販総研を設立。健康食品、化粧品業界を中心に通信販売事業の売上アップを支援。販売データ分析から把握できる数字による指標と現場社員からの意見・アイデアを重視し、実地に沿ったコンサルティングを心がける。主にリピート客育成支援や社員研修を行っている。