近年、化粧品のジャンルや種類が豊富になり、様々な商品を様々な場所で購入することが可能となっています。この流れの中で、自分に合ってなお且つ安全に使用できる化粧品を選択するために頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。中でも自然派コスメは人気の高いジャンルですが、各メーカーが掲げる表示も様々です。では、どのような表示や呼び方がユーザーを惹きつけるのか、アンケートをしてみました。

 

質問

自然素材の言い回しとしてどれが一番魅力的に感じますか？

 

回答

無添加：37

オーガニック：43

ボタニカル：2

自然派：3

植物由来：6

ナチュラル：8

その他：1

 

■調査地域：全国

■調査対象：【性別】女性 【年齢】20-29,30-39,40-49,50-59

■調査期間：2015年12月24日～2016年01月07日

■有効回答数：100サンプル

 

食品も化粧品も安全でかっこいい響き、オーガニックで決まり！！

アンケートの結果、オーガニックが一番多い結果となりました。

 

オーガニックと聞くだけで、肌にいい、体にいい、子どもにも安心、高品質という良い言葉ばかりが浮かぶので。（30代／女性／専業主婦）

食べる食材で自然なものを選ぶときにオーガニックと記載されているものが多くあり、口にしても大丈夫という安全な印象がするから。（30代／女性／会社員）

最近ではオーガニックという言葉が良く使われているので、この言葉を聞くと魅力的に感じます。（30代／女性／会社員）

 

マクロビオティックやオーガニックコットンなど食べ物や素材などでも最近良く見かける言葉のオーガニックが、有機的なものであることを知る・知らないに関係がなく、体にいいイメージが浸透しつつあると言える回答が多く見られました。多くの人が認知していることや、話題であることで情報が触る程度でも気軽に得られるなど、信頼感が高まりやすい言葉となったと言えます。オーガニック食品など子供にも安全とされる言葉をキャッチコピーや表示として使用することで、自然派であるイメージと注目を集めやすい効果があるとも言えます。

 

オシャレだけじゃダメ！意味が言える言葉には一番信頼感がある！！

アンケートの結果、オーガニックに次いで無添加、ナチュラル、植物由来、自然派、ボタニカルと言う順になりました。

 

詳しい意味が分からなくても、感じの雰囲気で分かるものが良いと思ったので。（20代／女性／契約派遣社員）

添加物は体に悪いイメージがあるから。添加物が入っていないのは安心感がある。（20代／女性／自由業・フリーランス）

いちばんシンプルだと思う。無理にしゃれた言葉にするとよくわからない。（20代／女性／会社員）

自然派でいいのではないのかなあと思います、どれも似た感じだし・・・（40代／女性／会社員）

 

無添加を選んだ人の多くが添加物＝よくないものと捉えており、無がつくことで添加物が使用されていない商品であることが分かりやすいとした回答が目立ちました。更にシンプルな言葉であるとしてナチュラルや植物由来を選ぶ人がいました。とにかく簡単でイメージし易い言葉が表示されていることで、コスメを選択する時に迷わずに済むと言うことであるとも言えますね。逆に、ボタニカルは耳慣れない人が多いのか少数派ですが、イメージしにくい言葉だからこそ、専門的で効き目がありそうと思わせる効果があるようです。

 

化粧品だから安全な物を選びたい！自然派をイメージする言葉選び

商品のキャッチコピーや表示に使用する言葉を選ぶ際に重要となるのは、商品の持つ魅力や、特徴を明確にすることは基本とされ、特に通販などで化粧品を買い求めるユーザーの場合、見た目で判断することは難しく、分かりやすく魅力的な言葉に信頼や注目が向くことがアンケートによって分かりました。

 

女性ユーザーの多いジャンルだからこそ、話題に上りやすく安全で自然派のイメージがあるオーガニックは、旬で信頼が持てる言葉として認知されていると言えます。無添加やナチュラルなどは昔から親しみのある言葉で普遍性がありますが、流行っぽさがウケたこともあり、オーガニックへ投票が多く集まったのかもしれませんね。