化粧品通販ビジネスを成功させるポイントを把握

化粧品通販ビジネスを成功させる為に重要な要素として

 

• （1）通販ビジネス構造への十分な理解があること
• （2）反応の取れる広告表現が出来るまで、諦めずに地道にテストを繰り返すこと
• （3）プロ（広告代理店やコンサルタント）の意見を鵜呑みにしないこと
• （4）広告やツール作りなど人任せにせず、主体性を持って取り組むこと

 

が挙げられます。

 

数少ない成長市場の１つということもあり、魅力的に映り、多くの企業が我もと成功を夢見て参入を繰り返しては、上手くいかず撤退を余儀なくしている企業が多くあります。

 

やれば何とかなる、と思って始めた化粧品通販会社の場合

ある化粧品通販会社A社は、事前に通販ビジネスについて深く理解することなく、事業をスタートさせました。本来は広告表現のテストを行っていかないといけないのですが、実際は反応が取れる広告表現が確立できていないのにも関わらず、様々な広告媒体へ場当たり的な出稿を繰り返してしまいました。結果として、費用をかけた割には売上は伸びず、多くの時間と費用を費やすことになってしまいました。

 

商品力があればWEBで簡単に売れる、と思ってた化粧品通販会社の場合

化粧品通販会社B社は、卸を本業としている会社で、新たな販売チャネルの開拓としてEC通販事業を立ち上げることにしました。こだわりを持った商品を数多く取り揃えており、ホームページを立ち上げてさえすればWEBで簡単に売上が上がるであろうと考え、特に何も施策を講じずにいました。当然のごとく、何もしなければ、販売サイトに訪れる人もなく、売上が一向に上がらない状態を長く続けていました。

 

通販コンサルや広告代理店に任せっきりだった、化粧品通販会社の場合

また、ある通販会社C社は、通販事業立上げの際に、コンサルタントの支援を求めました。ただ、事業を進めるにあたっては、アドバイスを聞くだけで、広告出稿やツール制作は広告代理店に丸投げして、自らが広告作りや顧客フォローの仕組み作りに主体性を持って取り組みませんでした。結果として、社内での経験の蓄積が不足し、事業を軌道に乗せるのに長い時間がかかってしまいました。

 

よくある5つの落とし穴

これらの企業に共通していることは、

 

（1）通販ビジネスの事業構造を理解せず、すぐに儲かるビジネスであると考えている
（2）WEBで簡単に売上を上げられると考えている
（3）専任の担当者を置かず、片手間で出来ると考えている
（4）良い商品さえ作れば成功すると考えている
（5）ノウハウさえあれば上手くいくと考え、丸投げをしている。

 

ということが挙げられます。

どのようなビジネスでもこれから関わろうという業界について理解せず、始めることはないと思いますが、とかく通販ビジネスにおいては、WEB販売のためのツールやシステムが普及し、かつノウハウに対する過剰な期待をもっているケースを多く見かけます。

 

一方成功している企業は、経営者と担当者が事業立上げ前に積極的に勉強し、事前にしっかりとビジネス構造を理解し、主体性をもって取り組んでいます。施策実行の過程で試行錯誤もありますが、様々な取り組みを行うことで、ノウハウと経験を蓄積し、成功への道筋をつけていくのです。是非とも、短期的な成功を追うのではなく、主体性を持って取り組み、スムーズな事業の立上げを行ってください。